はじめに
身体に必要な栄養素は?
はい、
タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラル・・・・・
よくできました。
それじゃ、心に必要な栄養素は?
「うーん、???」
「ブツ、ブツ」
身体の栄養については日頃気を配っていても
心の栄養補給についてはどうもという人が多いかもしれませんね。
でも、たった二つのことに注目することで、それが達成できるのです。
誰にでも簡単にできてしまうことですが・・・。
花と音楽
自分の身の回りで、いつも心を癒してくれるモノ
それは、花であり、また音楽であると思っていて、
出来るだけ多くの時間それらに接していたいと思っています。
心にとってうれしいものは、だいたい「美しいいもの」と「素晴らしいもの」になるかと
思うのですが、目とか、耳などの五感から入って、脳を刺激し、人間は幸せを感じるのです。
旅行に行って大きな滝や山からの絶景も、素晴らしいです。
でも、毎日旅行するわけにいきませんので、その素晴らしさを
何とか自分のそばに置いておきたいものです。
日常生活の中でどんな風にして
心に栄養を供給することができるのか
考えてみましょう。
花は万物の創造の中でも特筆すべきモノですね。
もしこの世に、花がなかったらどんなに
さびしいことかと想像してしまいます。
何かお祝い事とかには、必ず花はつきものだし
幸せ以外の何物でもありません。
たまたま仕事の帰りに買ってきた、バラやダリアを鉢に活けて、
しみじみと観ていると
その美しさに圧倒されます。
花の油絵や水彩画を部屋のの中に飾るのも
身近に美を確保するとてもいい手段で
普段何気なく見るだけでも長い間には私たちの心に
よい影響を与えてくれそうです。
そうです、花はうれしさや喜びの象徴なのです。
さらに進んで、自分の家の空き地やベランダに花を植えると
その成長過程を楽しむことさえ、大いなる喜びです。
一方音楽はどうでしょうか?
その昔、ふと立ち寄ったCDのお店で、あるソプラノ歌手のうたを
備え付けのヘッドホーンで試聴したとき、最初の2~3小節で身体に電流のようなものが走り
鳥肌が立ち、しばらくその場に立ち尽くしたことがあります。
音楽の偉大さを実感した瞬間でした。
「死ぬということは、モーツアルトを聴けなくなるということだ」と。
また、よく聞く話ですが、植物や牛にモーツアルトを聴かせると
成長が早かったり、おいしい牛乳ができると。
それだったら、人間が音楽を聴いて悪い訳がないと、いつも思うのです。
いつも聴いていれば、きっと身体にもいいし、精神的な成長もできるので
身近に音楽を聴くことができる環境を、確保するのが望ましいと思うのです。
さらに進んで、ピアノやバイオリンなどを演奏するのはもっと
素晴らしいと言えるでしょう。
自分で美を創る訳ですからね。
想像力、この偉大なるもの
人間と動物の決定的な違いは想像力であると言われています。
さて、花や音楽に接することによって心が充実することは分かりますが
実は重要なことがあります。
人の幸せは外部の出来事によって左右されるという事実です。
入学試験に合格したり、結婚したり、あこがれの会社に入社できたことにより
幸せを感じますが、悪いニュースに接したり、病気などになったとき、不幸を感じます。
私たちの営みはほとんど外部の出来事に反応して、あたかもロボットのように
ガチャガチャと動いているだけです。
一時的には仕方ないとして、問題はいつまでもその感情に支配され
コントロールできないところにあります。
これに対抗する手立てはないのでしょうか?
あるのです。
想像力を使えば、どんな状況にあっても
花の美しさを思い出したり、音楽の感動を自由に呼び出すことができるのです。
この原理を知ったとき、同時にあなたはいつでも幸福になれる切符を手にしたのです。
「アンネの日記」はユダヤ系ドイツ人の少女アンネ・フランクによって書かれた
手記をまとめた日記形式の文学作品。(舞台は第2次世界大戦中、
ため身をひそめて暮らす、主人公アンネの家族や同居人たちの生活を描く)(コトバンクより引用)
数年前、アンネ・フランクの生涯についてあるテレビ番組で放映されていたのですが
その強烈なイメージは今でも鮮明に思い出すことができます。
アンネの日記は単なる戦争悲劇の物語ではなく
もっと、もっと強く気高い精神が根底に流れている
とその時感じました。
その本の中でアンネが恐怖で怯える周りの人たちに、
「ねえ、楽しかった昔のことを思い出して!!」と
しきりに説いたのも
この想像力の重要性をよく理解していたからでした。
あれほど劣悪な環境の中でも、諦めることなく、強く生きられたのは
アンネが想像力で培ってきた心の強さがあったからに他なりません。
私たちが日頃注目すべき事柄はたくさんあると思いますが、
ここのところだけは、いつでもすぐに引き出せるように
準備しておきたいものです。




