少し歩いただけで息切れがする。
年を取ったせいかもしれない。
思い起こせば1年ほど前、スポーツセンターの屋内ランニング場で走ったとき
1周200メートルでそれ以上走れない。
10分ほど休んでまた200メートル。
でも普通のおばさんが休みなしで何周も回る。
アレおかしいいなとその時思った。
近くの病院に行き、心電図やら血圧やらエコーやら、やってもらったが異常なし。
でどもそんなはずがない。
医師が言った。
ここではこれ以上の検査はできませんので、大学病院で観てもらってくださいと。
大学病院では、案の定狭心症の疑いで検査を始めたが最終的には
心臓の血管にカテーテルを通して血管の状態を観なければわからないということでした。
11月24日と入院の日が決まった。
いよいよ、入院が差し迫った11月18日、妻が転んで両足を骨折した。
救急車で病院に運ばれた。最初は捻挫であったが、1週間後骨折と分かった。
心臓の手術は、1月5日に決まった。
治療の当日知ったことであるのですが
長い手術の場合は途中でおしっこに行くことができないため、
尿道に管をさし膀胱から直接尿を出す
仕掛けをする必要があるのです。
つまり、性器から管を差し込むのですが、これが痛い。
心臓カテーテルの治療はほとんど痛みを感じないので
この尿道カテーテルは私にとって最大の難関でした。
若い看護婦さんにやってもらうので、多少はづかしいのですが
それよりも管をさすという行為は恐怖を伴うものです。
ベッドの上で仰向けに寝た状態になってください。
それでは、失礼しますと言って彼女は
先っぽの方をつかんで念入りに消毒液を含んだ脱脂綿で
拭き始めた。
オイオイこれからどうなるんだ?
完全個室でのこの作業。
もしかして変化したらどうしよう。
いや逆に次に来るであろうと想像する恐怖心からか
ソレが完全に委縮した状態のため管の挿入がむづかしいので
彼女は持った手を少し上下してくれたような気がする。
いよいよ、管の挿入、
痛い!
と叫んだ。
多分膀胱の入り口でうまく入らず、どこかに当たっている感じ。
先輩の看護婦が呼ばれた。
二人で管を持った手を上に下に横に調整しながら、ことは進んでいった。
やがて、尿が出た感じがした。
成功したのだ。
後でその管を見せてもらったのですが
かなり太いのに改めてびっくりした次第です。
あんなに太いのを最初に見せられたら
きっと断ったと思います。
手術は約2時間半、二つの血管が詰まっていて
そのうち一つの血管はむづかしかったようです。
最初は左手首から管を入れて試行したのですが
うまくいかず、今度は右手の手首から同じように管をいれて
